こんにちは、モツ子(@boboko0343)です。
私は元々お腹は弱いほうなのですが、中学2年のころから過敏性腸症候群(IBS)だろうな・・という症状に悩んできました。
なんとかごまかしながら生きてきたのですが、ついに美容院や歯医者なども
お腹が痛くなったらどうしよう、おならが出たらどうしようと思うと怖くて行けなくなってしまい、これはなんとかせねばと思い病院に行ってきました。
私が行った病院では、まずは大腸に他の疾患がないか確認出来てからでないと『過敏性腸症候群』の判断が出来ず、薬がもらえないということだったので大腸検査はマストでした。
ここでは大腸検査の流れや食事で気を付けたこと、持っていって良かった物などをご紹介していきます。
初めての大腸検査で不安に思っている方や、過敏性腸症候群で病院に行こうと考えているけどどういう流れになるのか分からない・・といった方の参考になれば嬉しいです。
過敏性腸症候群(IBS)とは?
まず始めに、『過敏性腸症候群(IBS)』をご存じでしょうか?
検査で異常が見られないにも関わらず、慢性的に下痢や便秘・腹痛が続き日常生活に支障をきたす病気です。
下痢型・便秘型・ガス型・混合型といった分類があります。
私は中学2年の頃から下痢型・ガス型の過敏性腸症候群になり、もう15年以上の付き合いになります。
本当ににこの病気がなければ・・という思いをたくさんしてきました。例えば、
・お腹を気にしすぎて学生生活楽しかった思い出がない、当然授業の内容は全く頭に入らない
・どんなにお腹が空いていてもお腹を壊すのが心配で少し(おにぎり一個)しか食べれない
・学校を休みたくてシャワーを水で浴びたことも何度もある(普通に元気だった)
・休み時間は誰にも見られずにトイレに行くことで頭がいっぱいで楽しくしゃべれない
・お腹を壊す可能性があるので友達の家でワイワイお泊り会♪が出来ず一人で家に帰る(むなしい)
・全校集会や会議など人が集まっている静かなところだと必ずお腹が痛くなって、手汗も汗もひどく、話も耳に入らず一人でずっと別の戦いをしている
思い出すときりがないくらい、とにかくこのお腹を何度も何度も恨んできました。
それでも何とか自分でどうにかしたい、絶対に誰にも知られたくないと病院に行かず(はよ病院いけ)食事を変えてみたり薬を飲んでみたりしました。
まず試したこととしては
低FOODMAP食品を食べる
FOODMAP食品とは、小腸で吸収されにくい「オリゴ糖」・「二糖類」・「単糖類」・「ポリオール」の4種類の糖質のことです。これらの糖質を含まない食品が低FOODMAP食品と呼ばれています。
過敏性腸症候群の方はこれらの糖質を含まない食事をとることで症状が緩和される可能性があります。
私はこちらの本を読んで試してみました。
少し下痢の回数が減った気もするのですが自分の腸に合わない食材が多すぎるのか、私はどの食材がいけないのか原因を突き止めることは出来ませんでした。
ですが、この書の著者 江田証先生の
『何を試してもお腹の不調がよくならず、人生のチャンスを逃して悔し涙を流してきたあなたにこの本を贈りたい』
という言葉には、この苦しみに寄り添ってもらえた気がして心が救われました。
献立も難しくない上に美味しく食べれるものばかりなので気になる方はぜひ読んでみてください。
私も薬を飲みながらもう一度、この食事療法を試してみようと思います。
市販の薬を試してみる
私は口コミがよかったこちらの薬を試してみました。
薬を飲んでいるという状況が安心感に繋がり下痢の回数が減った気もするのですが、完全には治りませんでした。
またこの薬は過敏性腸症候群(IBS)と診断された方のみが飲める薬なので注意が必要です。
完治はしませんでしたが、持っていると安心するので常備しています。
3日前からの食事で気を付けたこと
病院では前日の食事だけ指定されていましたが、当日なるべく早く大腸検査を受けたかったので3日前から消化に良い食事に気を付けました。(私の病院では大腸が空っぽになったことを確認できた人から検査を受けられました。)
私は下記サイトの一覧を参考にしました。
食べていいもの 食べてはいけないもの 麺類 うどん、そうめん、冷や麦、米粉めん、ビーフン、フォー そば、ラーメン、パスタ(スパゲティ、ペンネ、ラザニア)、緑豆春雨、中華めん ご飯類 白米、おかゆ、もち(よもぎ、豆が入っていないもの) 胚芽米、発芽玄米、雑穀米(黒米、赤米、キビ、ヒエ、ハト麦、大麦など) パン類 食パン(ドライフルーツ、クルミなどが入っていないもの)、ロールパン、フランスパン
米粉パン、蒸しパン全粒粉、胚芽、ふすま(ブラン)、ライ麦のパン、あんパン、ジャムパン、揚げパン、ピザ、クロワッサン、デニッシュパン、バーガー 魚介類 タイ、ヒラメ、カレイ、タラ、鮭などの脂肪の少ない白身魚、はんぺん、ちくわ、かまぼこ、魚肉ソーセージ サバ、アジ、サンマ、イワシ、ブリ、ウナギなどの脂肪の多い青魚、マグロのトロ、干物、貝類、タコ、イカ、エビ、カニなど、魚卵 肉類 鶏ささみ、鶏むね(皮を除く)、鶏もも(皮を除く)
豚ヒレ肉、豚もも肉、牛ヒレ肉、牛もも肉、牛肩肉などの脂肪の少ない赤身肉、モモハム鶏手羽肉、鶏皮、豚バラ肉
牛バラ、ロース、サーロイン肉、ベーコン
ソーセージ、ホルモンその他 卵、豆腐、卵豆腐、高野豆腐、湯葉、豆乳、お麩、じゃがいも、長いも、完熟したバナナ 食物繊維の多い野菜、種のある果物類、ネギなどの薬味類、キノコ全般、漬物、乾物、納豆などの豆類、海藻類、コンニャク、ふりかけ、ジャム、胡麻、ナッツ類、野菜ジュース、果肉入りジュース、青汁、牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品、おから、コーンフレーク、ポテトチップス ケーキ 引用元:大腸内視鏡検査前日の食事は非常に大切です! 簡便かつ詳細な食材選びの方法をお教えします|福岡天神内視鏡クリニック (fukuoka-tenjin-naishikyo.com)
3日前
お昼はもやしうどんに七味をかけて食べましたが、もやしも七味もあまり消化に良くないみたいなので素うどんが安心だと思います。
鶏手羽肉はあまり消化に良くないみたいですが、他のサイトでは書いてなかったりしたので夜は手羽元と卵とご飯を食べました。
※サイトによって食べてもいいもの・ダメなものが違うものもあるので、あまり神経質にならなくてもいいかなと思いました。
野菜・薬味(ごまなど)・納豆などは取らないように意識しました。
2日前
お昼のうどんは薬味なしの素うどんで我慢です。
昨日はブラックコーヒーにしましたが、牛乳は大腸検査前日じゃなければ大丈夫そうだったのでこの日は牛乳を入れて飲みました。食パンはマーガリンを付けずに食べました。
あとはいつも通りお腹が空いたらはちみつや飴を舐めて空腹をしのぎました。
前日
病院で大腸検査食を買っていたのでこの日は何も考えずに食べれて楽でした。
この検査食以外には水分[水・緑茶・ウーロン茶・スポーツドリンク・コーヒー・紅茶(ミルク・牛乳は入れない、砂糖はOK)などの水分はとっても大丈夫でした。また乳製品(牛乳・ヨーグルト)、実の入ったジュース、アルコールは禁止でした。
朝 お粥
一口目は意外に味が濃い!って思ったけどだんだん物足りなくなってくる・・
でも量は多いからお腹には溜まります。
昼 お粥と大根とじゃがいものあんかけみたいなもの
このお粥には味がついていないのでおかずと混ぜて食べたほうが美味しく食べれました。
これも量は多めで十分満足できました。
夜 お粥とハンバーグ
この3食の中で一番おいしい!ソースもハンバーグもまた食べたいくらい美味しい!
この3食以外には朝・昼とブラックコーヒーを飲み、はちみつで我慢しました。(飴は一応やめておきました。)
食事は20時までで、そこからは水・お茶・実のないジュースのみOKと指示がありました。
※病院から指定された通り昼ごはん後に下座を飲みましたが排便は一回しか出ず、明日の長期戦を覚悟しました・・。
前日の食事が特に大事だと思いますので、考えるのが面倒な場合は検査食を購入するのが一番安心かなと思います。
ですがコンビニ食でも済ませれるように下記のようなサイトもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
大腸検査の流れ
- 8:00起床
※検査が終わるまでは水・お茶・実のないジュースしか飲めません
- 8:30最後の授乳
大腸検査で麻酔をするので麻酔をした時間から24時間は授乳できないとのことでした。
- 10:00離乳食
- 10:45徒歩で出発
※麻酔をするので車・自転車などの運転は出来ません
- 11:00病院到着
この日同じ時間に予約していたのは男性(50代くらい)と女性(70代くらい)で、私を入れて3人でした。
- 11:10下剤を飲み始める
30分以内に900ミリの下剤を飲むように指示される
冷えててポカリスエットみたいで飲みやすい - 11:40900ミリ無事飲み終わる、残り900ミリは1時間かけて飲むように指示される
お腹が膨れてきてしんどい・・ちょっと気持ち悪くなってきた・・
胃がもたれてきた気もする・・水でなんとかごまかす - 12:40なんとか時間内に下剤を飲み終わる
(※実際は、水のような便が確認できればこの下剤はすべて飲まなくてもいいみたいでした)その間にトイレに3回駆け込む
- 13:00尿みたいな便が出るもうっかり流してしまう
尿みたいな便が出たら看護師さんに確認してもらわないといけないが、間違えて流してしまう・・
- 13:30次の便出ず
最後の便だったのか、なかなか次が出ず、水を大量に飲んで何とか絞り出す
(謎の胃痛が始まる・・) - 14:00ついに看護師さんからOKが出る
3回見てもらいましたが、1回目は量が少なかったのでNG、2回目も同様でNG、3回目でようやくOKが出ました!!!(結局私が最後になってしまいました・・)
一時間くらい待ち時間があったので、テレビを見て時間をつぶしました。
- 15:00大腸検査を受ける
15分から20分くらいかかると言われていましたが、麻酔をしていたからか体感は5分くらいで終了しました
途中苦しいようなときもありましたが、ずっと続くわけではなかったので大丈夫でした - 15:20大腸検査終了、別室に移動して安静にする
終了後、鎮静剤が抜けるまで1時間は休むように言われ、いつの間にか寝ていました。
- 16:30先生からの説明を受けて帰宅
結果、大腸にポリープはなく、「過敏性腸症候群」と診断されました。
ポリープ切除がなかったので、食事制限はありませんでした。
※ポリープ切除された場合は、食事制限・生活制限がいくつかあります。
金額は保険適用で5,790円でした。 - 翌日昼まで謎の胃痛で翌日昼まで食べたいものが食べれず・・
水を飲みすぎたせいなのか原因は分かりませんが、検査よりもそのあとの胃痛のほうが辛かったです。
胃薬があったほうが安心かもしれません・・。
一日の流れはこんな感じでした。検査自体は思っていたより苦しくなくてあっという間だったので、悩まれている方はぜひ参考にしてみてください。(そして私のように間違えて流さないように!!!)
結果、私は「イリボー」という下痢型の過敏性腸症候群の薬をもらいました。
下痢自体はなくなったのですが、今度は便秘気味でガスが気になるようになってきたので、
また病院に相談しに行こうと思います!
持って行ったもの・その他気を付けたこと
病院によってはすでに準備してくれているものもあるので、事前に何があるのかきいておくと荷物が減っていいと思います!
私が受けた病院ではひざ掛け・水・テレビなどを置いてくれていたので水筒と本は持って行かなくても良かったなと思いました。
逆に持って行って良かった、持っていけば良かったものは下記です。
・ハンドクリーム(頻繁に手を洗って乾燥するため)
・靴下(検査中は足が冷えるため)
トイレに頻繁に行ってお尻が痛くなるので
・お尻に優しい柔らかいトイレットペーパー
トイレに間に合わないこともあるので
・ナプキン
を持ってきたという方もいました!
終わりに
いかがだったでしょうか?
過敏性腸症候群は自分で治すことは難しいと思います。私のようにどんどんひどくなって何もできなくなる前にまずは病院に行きましょう!本気で治したいなら病院はマストです。
私もまだまだ完治には程遠そうですが、いつかお腹のことを考えずに過ごせる日が来ると信じて、この症状と向き合っていきたいと思います。
引き続き過敏性腸症候群との戦いの記録を残していけれたらと思います。
私のように何十年も悩み続けて人生のチャンスを棒に振ってしまう方が一人でも減りますように・・。
最後まで読んで頂きありがとうございました!!
\楽天ルームもやっているので見て頂けると嬉しいです♪/